今回は、こういう悩みに答えます。
<教員時代>
・高校体育の非常勤講師(16コマ/週)
・毎日12時間勤務(7:30~19:30強制)
・放課後と土日は部活指導強制
・残業時間は160時間/月
<転職後>
・一般企業の営業職
・毎日9時間勤務(8:30~17:30)
・土日祝は全て休み
・残業時間は20時間以内
こんな僕が説明していきます。
その1:20代の教員が転職しやすい3つの理由
①第2新卒の枠に入る
1つ目の理由は、「第2新卒の枠に入るから」です。あなたは、「第2新卒」という言葉をあなたは知っていますか?第2新卒とは一般的に、①最終学歴から3年以内の社会人②一度就職したが、転職活動を始めた人、の両方の条件を満たす人が当てはまります。実は、第2新卒の採用を企業側は積極的に行なっているところが多く、また採用の際に重視したポイントは「入社意欲の高さ」「一緒に働ける人材か」の2点でした。(参照:マイナビジョブ20’s)第2新卒ではない中途採用の場合、実務経験や前職での実績の重視される場合が多いので、経歴をアピールしにくい教員の場合、第2新卒の枠の中で転職活動を進める方が、より内定をもらいやすくなります。
②ポテンシャルを見てもらえる
2つ目の理由は、「ポテンシャルを見てもらえる」からです。企業側は、20代を相手に、いきなり実績を最優先に求めることはしません。それ以上に書類や面接でアピールされる、仕事に対しての熱量であったり、会社への熱意という、いわゆるポテンシャルを重視してきます。なので、特に面接の時には「私はこの会社で働きたいんです!」というポテンシャルを前面に押し出して、あなたのことをアピールしましょう。
③パソコンの扱いに慣れている
3つ目の理由は、「パソコンの扱いに慣れている」からです。20代は上の世代と比べ、学生の間にパソコンを使った授業が多かったため、その分ITのスキルに長けていることが多いです。
民間企業では、特に、ExcelやWordを使うことが多いので、それらに対して苦手意識が薄い20代は重宝されます。あなた自身が「いや、私はパソコンなんか全然使いこなせないよ…」と思っている方も、上の世代と比べるとITスキルは持っていますので、安心してください。で資料を作ることが多いです。なので、それらに対して苦手意識があまりない20代は、それだけでも十分に戦力になることができます。
また、WordやExcelをある程度使える証明として、MOS(Microsoft Office Specialist)という資格もありますので、もし転職活動を急いでいない方は、取りにいくのがオススメです。
その2:転職をする時のメリットとデメリット
僕は非常勤だったので、特に「教員から転職して良かったな」と思うことが多々あります。
しかし、教員から転職することのデメリットもあります。なので、教員からの転職においてのメリットとデメリットの両方を紹介します。
メリット
今よりも労働環境を改善できる
今現在、
①毎日遅くまで残業
②土日も出勤する
③親からのクレーム
④新任なのに研修なしで担任
⑤持ち帰りの仕事あり
などで苦しめられている教員の方が多いと思います。転職をすることで、そのような労働環境からは、確実に抜け出すことができます。僕自身、転職をしてこれくらい環境を変えることができました。
①残業時間は20時間以下/月に
②土日出勤は全くなし
③クレームの電話自体皆無
④入社後1ヶ月は研修あり(OJT)
⑤持ち帰りの仕事は一切なし
教員1年目で、スキルなしでしたが、そんな人でも転職すればこれくらい労働環境に変えることができます。
今より週明けが憂鬱じゃなくなる
毎週、日曜日の夜になると、「明日、出勤したくないな…」と思いますよね。教員をしていた時、本当に毎週日曜日の夜は出勤したくなくなり、憂鬱な気分になっていました。しかし、転職をしてからは、仕事が楽しみ!とまではいきませんが、日曜日の夜になっても、出勤したくなくなったり、憂鬱になったりということは、一切無くなりました。
将来に希望が持てる
教員の方は一度、自分の学校の職員室を思い浮かべてみてください。30代や40代の先生が夜遅くまで残業していませんか?それが10年後、20年後のあなたの姿です。しかも、年齢を重ねるほど教員からの転職は難しくなるため、その将来像から逃れることはできません。
僕は、当時の職場にそんな先生がいて、将来に希望が持てなかったので1年目で転職しました。
逆に、転職して民間企業に入ると、そこで自分のスキルを磨き、成績を出すほど評価はされます。不満があれば転職をしてより良い職場に行くことも可能です。スキルを活かして独立することもできます。
なので、今のうちに教員から転職をすると、10〜20年後の将来に希望を持つことができます。
デメリット
待遇は劣ることがある
教員の待遇は、実はかなり恵まれています。福利厚生も下手な民間企業よりかは良いです。なので、教員から転職することで、その恵まれた待遇を手放すことになります。給料もかなり下がることがあるかもしれません。
しかし、転職をしてそこでスキルを磨き、さらに転職を重ねると、給料や福利厚生の改善を図ることも可能です。なので、長い目で見ると、大きなデメリットにはならないかもしれません。
その3:教員が抑えるべき3つのポイント
という人のために、僕が思う、教員が転職をする時に狙うべきポイントを3つ紹介します。
①「教える」職種を狙う
教員として、30人近くの子どもを相手に授業をしてきたあなたには「教えるスキル」が十分に備わっています。なので、そのスキルを活かせる
・塾講師
・家庭教師
などを中心に狙いましょう。教員としての実務経験を評価されて、内定をもらいやすくなります。
②教育業界の求人を狙う
という人は、
・大学の事務職員
・教育関係の企業
などを中心に狙いましょう。元々教育現場にいたという経歴を評価されて内定をもらいやすくなります。
③営業職の求人を狙う
という人は、営業職がオススメです。「なぜいきなり営業職?」と思われるかもしれませんが、教員と営業職には共通点があります。それは、対人で話すことが仕事であるという点です。そのため、転職して意外と早く仕事ができるようになるということがあります。
また、営業職自体が
・仕事が激務
・ノルマに追われる
・上司から詰められる
などのなんとなく嫌な仕事として敬遠されがちです。しかし、企業側からすると、営業職は売り上げを上げるために必要不可欠な存在なので、需要があります。そのため、営業職は募集は多いですが、成り手が少ない状態にあるので、結果的に内定はもらいやすくなります。
現在、僕自身も営業職として働いていますが、今の職場は、残業もなければ、土日祝はしっかりと休日をくれるので、ホワイトな職場だと思っています。ホワイトな営業職の求人を探したいという人は、下のツイートを参考にしてください。
まとめ:教員の転職は早い方がいい
今回の記事では、
という悩みに答えていきました。
教員からの転職は、20代の方が簡単です。逆に年齢を重ねれば重ねるほど、教員から転職することは難しくなります。ですので、今仕事が辛くて転職を考えている人は、とりあえずで問題ないので転職活動を始めてみましょう。転職活動の流れが知りたい方は、下の記事を参考にしてみてください。