教員1年目で転職を考えているけど、どんなことに気をつけたらいいの?
今回は、そんな悩みに答えていきます。
教員1年目で転職をする時の7つの注意点
<教員時代>
・高校体育の非常勤講師(16コマ/週)
・毎日12時間勤務(7:30~19:30強制)
・放課後と土日は部活指導強制
・残業時間は160時間/月
<転職後>
・一般企業の営業職
・毎日9時間勤務(8:30~17:30)
・土日祝は全て休み
・残業時間は20時間以内
その1:職場で転職活動のことを話さない
1つ目の注意点は、転職活動をしていることを「職場で話さない」ということです。
よく、転職活動をする時に、今の職場に話すべきか話さないべきか?ということで迷う人がいますが、僕自身は、正式に転職先が見つかるまでは、職場では転職について話さない方がいいと考えています。
なぜなら、内定が出るまでの期間、職場にいづらくなる可能性があるからです。
職場によっては、転職を応援してくれるところがあるかもしれません。しかし、基本的には管理職からの引き留められたり、他の教員から疎ましく思われたりすることもあります。そうすると、職場でいづらくなってしまいます。
そのため、転職活動中は、転職のことを職場では離さない方がいいです。
僕の場合
そもそも、当時は職場に信用できる人がいなかったため、転職について、職場の誰にも相談はしませんでした。転職について話したのは、転職先が決まった後です。いわゆる、事後報告でした。
その2:先に資格を取りにいかない
2つ目の注意点は、「先に資格を取りにいかない」ということです。
転職活動を有利に進めたいがために、資格を取りにいこうと考える人がいますが、それはオススメできません。
なぜなら、資格の有無が採用の是非にあまり関係しないからです。
あくまでも企業が求めているのは、営業職なら営業の、事務職なら事務の、経理なら経理の、実務経験を前職で積んできた即戦力です。そして、その人たちは、そもそもその職に必要な資格を持っています。教員がいくら同様の資格を持っていたとしても、実務経験の有無でほぼ確実に負けてしまいます。
そのため、転職活動の前に資格を取りにいかない方がいいです。
僕の場合
僕は、転職活動をする時、資格は自動車の運転免許しか持っていませんでした。そのため、実質資格を持たずに転職活動をしていました。
その3:転職時期を決めずに転職活動をしない
3つ目の注意点は、「ゴールを決めずに転職活動をしない」ということです。
とりあえず情報を集めて、時間が作れるようになったら転職活動をしよう、と考えるかもしれませんが、それは悪手です。
理由は、転職活動がどんどん先延ばしになるからです。
教員は多忙な仕事のため、1日の中で転職活動に充てる時間の確保は、優先順位が下がりがちです。すると、「時間ができたら…」と考えているうちに、転職活動について何も動けないまま、時間が過ぎていきます。そして、時間を確保できるようになる頃には、転職をするのが難しい年齢になってる…なんてことも。
そのため、ゴールを決めずに転職活動はしない方がいいです。
僕の場合
僕は当時、今年度中に転職をしたいと思っていたので、「来年度の4月1日から転職先で働き始める」という転職時期を決めて、転職活動を始めました。
その4:高待遇すぎる求人は狙わない
4つ目の注意点は、「高待遇すぎる求人は狙わない」ということです。
転職をする時は誰しもが、給料が良くて休日が多くて福利厚生も充実している企業に転職したいと考えます。ですが、教員からの転職の時に、そんな高待遇すぎる求人ばかりを狙うと、痛い目に遭います。
理由は簡単で、他のライバルが強過ぎて勝てないからです。
高待遇の求人ほど、前職でキャリアを積み上げ、より高待遇な求人を求めているライバルがエントリーをしてきます。採用担当からすると、キャリアを積んできた人と実務経験がない教員とでは、後者は間違いなく落とされます。その結果、何社エントリーをしても内定が0なんてことも普通に起こり得ます。
そのため、高待遇すぎる求人は狙わない方が得策です。
僕の場合
教員時代に残業まみれだったことから「転職をして自分の時間を確保したい」と考え、
・完全週休2日制
・土日祝休み
・年間休日日数120日以上
と休日日数にのみ、条件の希望を絞っていました。
その5:選考に落ちまくって凹まない
5つ目の注意点は、選考に落ちまくった時に「凹まない」ということです。
なぜなら、選考に落ちまくるのが当たり前だからです。
転職活動では、書類選考を通過する確率が10%程度で、普通と言われています。10社エントリーしてやっと1社通る計算です。しかもこれは、会社員の場合なので、転職で不利と言われている教員の場合、もっと確率が低くなります。
そのため、選考に落ちまくっても、次の企業に気持ちを切り替えて、凹まないことが重要です。
僕の場合
求人にエントリーをし始めた当初は、選考に落ちたことに凹んでいました。ですが、その後は「選考に通ればラッキー」という程度に考え、毎日隙間時間を見つけては求人を探し、いい求人があればエントリーし、ということを内定が出るまでやり続けました。
その6:メールでの言葉遣いに注意
6つ目の注意点は、「メールでの言葉遣い」です。
なぜ、急にメールについてかというと、メールでのやり取りで、社会人としてのマナーがあるかどうかを見られているからです。
転職活動では、求人にエントリーした後のやり取りは、基本的にメールです。ですが、教員は会社員と違い、仕事でメールを使うことがほぼありません。そのため、知らぬ間に相手に失礼な内容を送ってしまっていたりすることも多々あります。そして、それが原因で、採用担当者に「この人はマナーがなっていないな…」と思われてしまい、せっかく書類選考に通っても、面接前にほぼ落ちることが確定する、なんてことになりかねません。
そのため、転職活動において、メールでの言葉遣いはかなり重要です。
僕の場合
僕は、メールだけで相手に悪印象を与えるのが嫌だったので、相手に送る内容は全て、ネットでいくつも記事を読んで勉強をし、何回も文章を考えてから送っていました。
その7:自分1人で転職しようと考えない
7つ目の注意点は、「自分1人で転職しようと考えない」ということです。
なぜなら、転職未経験の人が1人でできることには、限りがあるからです。
前述していますが、教員は自他ともに認める多忙な仕事です。そのため、1日の中で転職活動に割ける時間には限りがあります。その中で必要書類を書いて、自分に合う求人を探して…というのは、かなり無理があります。
また、転職活動はいかに情報が集められるかが、カギになります。しかし、初めて転職をする場合、どんな情報をを集めたらいいかすら分からないため、他の会社員から転職を考えているライバルに、情報量で差をつけられてしまいます。
そのため、自分1人だけで転職活動をしようと考えない方がいいです。
僕の場合
僕は、転職活動をしようと考えた時に、まず転職エージェントに2社に登録しました。そして、エージェントと相談をしながら、転職活動を進めていきました。
ちなみに、転職エージェントについて、より詳しく知りたい方にオススメの記事は、下に載せておきます。
その1:職場で転職活動のことを話さない
その2:先に資格を取りにいかない
その3:転職時期を決めずに転職活動をしない
その4:高待遇すぎる求人は狙わない
その5:選考に落ちまくって凹まない
その6:メールでの言葉遣い
その7:自分1人で転職しようと考えない
まとめ
今回の記事では、
教員1年目で転職を考えているけど、どんなことに気をつけたらいいの?
という人に向けて、
教員1年目で転職をする時の7つの注意点
を紹介してきました。
転職活動では、気をつけないといけないことが意外と多いことが分かったかと思います。
今から転職活動を本格的に始めようと考えている若手教員の方は、今回の記事の内容を参考にしてください。
また、僕はTwitterでも毎日、実体験をベースにした、教員から転職する方法を、発信しています。