教員から転職して後悔しないかな…。教員から転職して後悔することがあれば知りたいし、後悔しない転職をしたい!
今回はそんな悩みに答えます。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
・僕が教員から転職して後悔したこと3つ
・正規採用の教員が転職して後悔すること3つ
・転職で後悔しないためにすること2つ
<教員時代>
・高校体育の非常勤講師(16コマ/週)
・毎日12時間勤務(7:30~19:30強制)
・放課後と土日は部活指導強制
・残業時間は160時間/月
<転職後>
・一般企業の営業職
・毎日9時間勤務(8:30~17:30)
・土日祝は全て休み
・残業時間は20時間以内
こんな僕が紹介します。
その1:僕が教員から転職して後悔したこと3つ
まずは、非常勤講師として働いていた僕が、教員から転職して後悔したことを3つ紹介します。
正規採用の先生の方は、次の大項目で「正規採用の教員が転職をして後悔すること」を載せていますので、そちらも併せて呼んでください。
①教員免許の使い道が消えた
僕は営業職に転職をしたので、その瞬間に教員免許がの使い道が全く無くなりました。なぜなら、教員免許は教員として働くために必要なものであり、他の職に就くと使う場面が皆無だからです。教員になるため、そう思って大学4年間で受けた教職の授業の時間が、残念ながら転職したことによって、無駄な時間になってしまいました。
しかし、もしこの記事を見ているあなたが、塾講師などのいわゆる「先生」に転職するという場合は、その企業の選考の時に有利に働きます。
②子どもと関わることがなくなった
僕が教員になりたかった理由の一つに「子どもと関わる仕事が楽しいと思ったから」というのがあります。教員になった人の中には同じことを思っている方もいるのではないでしょうか。その「子どもと関わる」ことが、転職をすることで、一切無くなりました。今、仕事で関わるのは、お得意先の年上のビジネスマンばかりです。そのため、転職して当初は、仕事終わりに職場の近くにある学校で、教員が子どもと楽しそうにしている様子を見ると少し寂しさを感じました。
しかし、3ヶ月・半年と働いていると、大人相手に仕事をすることに慣れてきて、今は楽しさも感じられるようになりました。
③座りっぱなしで運動不足
教員として働いている時は、授業準備で体を動かしたり、授業中に生徒に混じってスポーツをしたり、雑務で動き回ったりと、1日トータルでかなり体を動かしていました。しかし、今の職場では労働時間のほとんどがデスクワークです。座りっぱなしでほとんど立つことがないため、かなり運動不足になり、体重が増加しました。
そのため、今は仕事を終えて帰った後に筋トレやジョギングなどでダイエットをしています。
ここでもう一度、非常勤講師である僕が、教員から転職して後悔したことをまとめておきます。
①教員免許の使い道が消えた
②子どもと関わることが無くなった
③座りっぱなしで運動不足
その2:正規採用の教員が転職して後悔すること3つ
次に、正規採用の教員が転職をして後悔することを紹介します。
僕自身は非常勤でしたが、Twitterにて、実際に正規採用の小学校教員から転職をした方に教えていただいたので、間違いないです。ここでは、Aさんとします。
①給料が減る
20代の正規採用の教員の給料は、同年代で一般企業に勤めている会社員よりもいいことが多いです。そのため、教員から転職をすると、大体の場合はもらえる給料が下がります。Aさん自身も、教員の時は月収でおよそ25万円近く貰えていたそうでしたが、転職をしたことで、今の月収は20万円を少し超える程度だそうです。
教員が中途採用の転職をする場合、企業での実務経験のなさからどうしても「即戦力ではない」という印象を持たれ、「未経験でも大丈夫だけどその代わり給料は低い」という企業に行くことになりがちです。そのため、給料は教員時代よりも安くなってしまうんです。
②福利厚生が薄くなる
教員は、一般企業と比べて手当などの福利厚生はかなり恵まれています。扶養手当や地域手当、住居手当、特殊勤務手当など、かなり手厚いです。そのため、教員から転職をすると、福利厚生などの待遇面で不満を覚えることが多いです。Aさんの場合、転職先の企業の福利厚生が、交通費支給くらいしか目立ったものがなく、住宅手当などもないそうです。
給料の項目でも書きましたが、教員からの転職だと「未経験でも大丈夫だけど給料が低い・福利厚生が薄い」企業に行くことになりがちです。
③仕事のしんどさがあまり変わらない
教員から転職を考えている大半の人が「仕事がきついし、残業も多いから転職したい」と考えていると思います。しかし、せっかく転職活動をしても、転職先でも仕事のきつさがあまり変わらない、ということもあります。Aさんの場合、新規開拓が中心のため、仕事はかなりハードなようです。また、ノルマを達成するためには残業が1日2時間ほど必須なようです。
教員から転職をすると、労働環境を良くすることはできますが、Aさんの例のように、必ずしもホワイトなところに行けるとは、限らないです。
もう一度、正規採用の教員から転職したAさんが、転職をして後悔したことをまとめておきます。
①給料が減る
②福利厚生が薄くなる
③仕事のしんどさがあまり変わらない
その3:転職で後悔しないためにすること2つ
ここまで読んだ人は、
転職しようと思ってたけど、後悔はしたくないな…
と思ったかもしれません。そこで、この項目では転職で後悔をしないためにすることを2つ紹介します。これさえしておけば、転職を後悔することはありません。
①転職をする目的を考える
まずは「自分は何のために転職をするのか」という転職の目的を考えましょう。転職活動は、いざ始めてみると内定をもらえるまでが果てしなく長く感じます。そして、転職活動の期間が長引くことで、転職を途中で諦めてしまいそうになります。そんな時に「自分は何のために転職をするのか」という目的を決めておくと、最後まで、転職活動をやりきることができます。転職の目的の例を挙げると、
・プライベートの時間を確保したい
・家でリモートワークがしたい
・定時で帰れる職場で働きたい
ということです。それを実現できるかは、ひとまず置いておいて、何のために転職をするのかという目的を1つ挙げてみてください。
ちなみに僕の場合は、
・プライベートの時間を確保したい
という目的を1つ挙げて転職活動を始めました。
②転職の軸を決める
①で転職をする目的が決まったので、次は転職の軸を決めましょう。求人票を見てみると、
・給料
・休日日数
・業務内容
・残業時間
などの様々な条件が書かれています。その様々な条件の中で、先ほど考えた転職をする目的に沿って、最優先の条件と、それ以外の条件の最低ラインを決めること、それが転職の軸です。
以上の2つが、転職で後悔しないためにすることです。
①転職をする目的を考える
②転職の軸を考える
この2つを満たしておけば、転職をして後悔をする確率はグッと少なくなるので、一度考えてみてください。
まとめ:後悔しないために転職をする目的を考えよう
この記事では、
教員から転職して後悔しないかな…。教員から転職して後悔することがあれば知りたいし、後悔しない転職をしたい!
という人に向けて、
・僕が教員から転職して後悔したこと3つ
・正規採用の教員が転職して後悔すること3つ
・転職で後悔しないためにすること2つ
ということを紹介してきました。
教員は、実は一般企業より、給料や福利厚生が恵まれているため、転職をして後悔をすることがあるかもしれません。しかし、転職をすれば、今あなたが職場で感じているストレスからは、必ず逃れることができます。せっかく思い切って転職を始めるわけですから、転職後に後悔しないよう、転職をする目的や転職の軸を考えてみてください。
また、このブログ以外にも、Twitterで毎日転職についての投稿をしています。ブログに載せていること以外にも転職に役立つ情報を載せているので、気になった方はチェック!