教員1年目の転職

【即内定】教員1年目の転職理由の作り方3ステップ【テンプレ付】

転職をしたい若手教員
転職をしたい若手教員

教員1年目で転職を考えてるけど、転職理由はどう作ればいい?気を付けた方がいいこととかあるの?もしあれば、他の人の転職理由も参考にしたい!

今回は、こういう悩みに答えていきます。

○教員1年目の転職理由の作り方3ステップ
○転職理由を作る時の3つの注意点
○実際に使っていた転職理由テンプレ

<教員時代>
・高校体育の非常勤講師(16コマ/週)
・毎日12時間勤務(7:30~19:30強制)
・放課後と土日は部活指導強制
・残業時間は160時間/月

<転職後>
・一般企業の営業職
・毎日9時間勤務(8:30~17:30)
・土日祝は全て休み
・残業時間は20時間以内

その1:教員1年目の転職理由の作り方3ステップ

まずは、転職理由の作り方を、3つのステップに分けて紹介していきます。
これに沿って転職理由を作っていけば、面接で採用担当に好印象を与えることができます。
どんな企業との面接でも、この方法は使えるので試してみてください。

⓪補足:転職理由とは

転職理由とは「なぜ現職の仕事から、その企業に転職したいと思ったか?」を答えるものです。
転職活動をしていると、書類選考や面接の時に必ず聞かれます。そのため、転職理由をしっかりと作り上げることが内定につながるといっても過言ではありません。
そんな転職理由をこれから作っていきます。

①自分の強みを考える

まずは、現職での実務経験に基づいた、自分の強みを考えることです。

これをする理由は、自分が持っている強みを考えるためです。
転職活動は、見方を変えると企業への自分自身の売り込みです。そのため、内定をもらうためにはなるべく、企業側に自分のことを知ってもらう必要があるため、

・どんな仕事をしてきたのか
・何を強みにしているのか
・企業でどんな活かし方ができるか

など、自分の強みを具体的に伝える必要があります。

そのため、まずは教員として働いてきた自分の強みを考え、文字に起こしてみましょう。念の為、何も思いつかない人向けに、教員が使える強みの例をいくつかピックアップしておきます。

教員が使える強みの例

・人とのコミュニケーションに抵抗がない
→教員は、子どもやその親とのコミュニケーションが必須
・物事を順序立てて説明することができる
→分かりやすい授業をするためには必要不可欠
・WordやExcel、PowerPointでの資料作成
→授業や会議、成績処理などで使用頻度は高い

②企業の業務内容や求めている人物像を確認

次に、企業の業務内容や求めている人物像を確認します。

これをする理由は、企業側がどんな人材を欲しがっているのかというニーズを確認するためです。
企業が求人を出しているということは、その企業に人材面で「こういう人に来てほしいな…」という悩み(ニーズ)があるということになります。そのため、そのニーズを汲み取り、企業に「私は貴社のニーズを満たしています!」ということをアピールできれば、内定がグッと近くなります。

ニーズの汲み取り方の例

・求人の「募集条件」で最低限必要な条件を確認
・「業務内容」で持っていれば役立つスキルを確認
・会社HPの「企業理念」で企業の考え方を確認

これらを確認し、企業が求める人材(=ニーズ)を見極めましょう。

③①と②を擦り合わせる

最後に、①と②を擦り合わせて、転職理由を完成させてます。

①で書き出していった自分の強みの中から、②で確認をした企業の業務内容・求めている人物像に当てはまりそうなものをピックアップしていきます。

そして、「なぜ現職の仕事から、その企業に転職したいと思ったか?」という質問の回答になるように文章を作っていきます。

①現職での経験・実績の洗い出し
②企業の業務内容、求めてる人物像を確認
③①と②を擦り合わせる

その2:面接で転職理由を話す時の3つの注意点

次に、面接で転職理由を話す時に注意することを3つ紹介します。この3つを押さえておかないと、内定がどんどん遠ざかっていくので、しっかりとチェックをしておいてください。

①退職理由と混同しない

1つ目の注意点は、「退職理由と混同しないこと」です。

なぜなら、退職理由=転職理由にはならないからです。
退職理由は「なぜ現職を辞めようと思ったか」に応える項目です。そのため、「なぜその企業に転職したいと思ったか」を応える転職理由とは異なります。
また企業側も、「なぜうちの企業を受けたいと思ったんだろう?」と思って転職理由を聞いています。そこであなたが退職理由を言ってしまうと、「ただ辞めたかっただけかよ…」という印象を持ちかねません。

そのため、転職理由を退職理由と混同しないよう、注意が必要です。

②現職の愚痴は出さない

2つ目の注意点は、「現職の愚痴を出さないこと」です。

なぜなら、採用担当に良い印象を与えることはないからです。
転職理由は、前述の通りその企業に転職したいと思った理由を話す項目です。そこで現職の愚痴を転職理由として話してしまうと、企業側に「今の職場が嫌だからとにかく転職したいだけなんだな」という印象を与えかねません。
また、現職の愚痴を職場外で話すことは、職場の陰口を言いふらす事と同義です。そのため、企業側に「この人は職場の陰口を言う人」という印象も与えてしまいます。

そのため、現職の愚痴を出さないよう、注意が必要です。

③「待遇の良さ」は使わない

3つ目の注意点は、「待遇の良さを使わないこと」です。

なぜなら、待遇面しか見ていないという印象を与えかねないからです。
企業側は転職理由の項目で「うちの会社に転職したいと思った理由」に、プラスで「うちの会社でどのように活躍できそうか」というのも考えながら、あなたの話を聞きます。そのため、そこで待遇面について話すと、「この人は色々話してたけど、結局は待遇面しか見ていないんだな」と思われてしまいます。また、「うちの会社でどのように活躍できそうか」も企業側に伝えられません。

そのため、「待遇の良さ」は使わないよう、注意が必要です。

①退職理由と混同しない
②現職の愚痴は出さない
③待遇面の願望は出さない

その3:実際に使っていた転職理由テンプレ

最後に、僕が教員から転職をする時に実際に使っていた転職理由のテンプレを紹介します。
このテンプレを使って、実際に内定を複数社もらうことができたので、かなり面接に有効だと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

<面接官からの質問>
なぜ、弊社の営業に転職しようと思ったのですか?

<僕の答え>
転職活動を経て、教員の授業と営業職の商談とで、似ている部分があると感じました。
そして営業職として、私の「物事を順序立てて相手に伝える力」と「相手の悩みに気づく力」が御社で活かせると思ったからです。

私は今まで、教員として授業をしてきましたが、その時に生徒が理解をしやすいように、知識の大枠から詳細へかけて説明をするよう心がけてきました。営業職としても、商品の知識をまだ知らないお客様に対して、順序立てて分かりやすく説明をする力は活かすことができると感じています。
また、私は特に体育の授業中、運動が苦手な生徒に対して、どんな悩みを抱えているのかを感じ取るよう心がけてきました。営業職としても、お客様が商品の購入を迷っている時に、どんな悩みがあって購入を迷っているのかを感じ取り、その悩みを解消して購入に持っていくことができると感じています。

そのため、私は御社で活躍ができると感じています。

まとめ:転職理由を作ってみよう

今回は、

転職をしたい若手教員
転職をしたい若手教員

教員1年目で転職を考えてるけど、転職理由はどう作ればいい?気を付けた方がいいこととかあるの?もしあれば、他の人の転職理由も参考にしたい!

という1〜3年目の教員に向けて、

○教員1年目の転職理由の作り方3ステップ
○転職理由を作る時の3つの注意点
○実際に使っていた転職理由テンプレ

という内容で紹介をしてきました。

教員からの転職において、転職理由をうまく説明することは難易度が高いです。しかし、そこをうまく乗り越えられれば、内定の獲得にグッと近づくことができます。今回の記事を参考に、ぜひ転職理由を作ってみてください。

今回は、転職において要注意な転職理由について紹介しましたが、教員からの転職には気をつけないといけないポイントがたくさんあります。
下の記事にまとめているので、要チェック!

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わいけい
国立大学教育学部卒▶︎公立高校体育科の非常勤講師▶︎激務に追われ過ぎて1年目で転職を決意▶︎現在は、ホワイト企業に転職し、営業職として勤務中。「若手教員がホワイト企業に転職する方法」を発信しています。SNSのフォローはお気軽に。